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第3話 ふたたびまじわる

同窓会後から何度かさらも交えて3人で出かける事が増えた。車を出してくれるしさらの事も考えてくれる。一緒にいて疲れない。素になれる。



さらを交えて出かける事を繰り返していると、さらが可愛くて仕方ない。なみの子供だから無条件に愛せると思ってたが、今はなみの子供でなくても、さらが愛おしくて仕方ない。土日と一緒にいると‥‥日曜日にバイバイする時にさらが泣いてしまうが本当は俺も泣きたい。月曜日から金曜日が長くて仕方ない。

一緒に暮らしたい。今日、2回目の告白をする。1回目も緊張したけど‥‥‥大人になってからの方が緊張する。


夕飯の片付けが終わったなみに声をかける。

「ご飯も片付けもありがとう。」

「ううん。さらの寝かしつけありがとう。」

「俺‥‥日曜日の夜がいやだ。なみとさらと離れたくない。同じ家でずっと過ごしたい。」

「私も、いつも日曜日のこの時間がいつもいやだった。さらみたいにいやだーって泣けたらいいな。って思ってた。」

「ふふふ。俺も。3人で暮らそう。」

「うん。お願いします。」

なみを力を込めて抱きしめる。

なみが言う「あの時別れてなかったら‥‥」って何度も考えたけど別れてなかったらさらがいないから‥‥‥目から涙が落ちる。

「うん。俺もさらに会えてよかった。だから、あの別れは必要だった。」頭をポンポンとしてまた抱きしめる。

「うん。」

ふたたびまじわる。

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