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まどいせんStyleでNUM FUCKIN' AMI D.A.B.U.T.Z. 【煽り念仏を唱えませう】
まどいせんStyleでNUM FUCKIN' AMI D.A.B.U.T.Z. 【煽り念仏を唱えませう】
THE 天網恢恢疎にして洩らさズ
文芸・その他純文学
2025年04月14日
公開日
7,128字
連載中
私は騙され易い人間です。あなたもそのようですね。しかし、これは克服することが出来るのです。その際、教育はまったく意味がありません。私は学位を持っています。しかし、常識がなければ、学位などは無意味です。世智に長けた人たちから学ぶことは、多くあります。でも、騙されないように警戒することも必要です。世間の人たちは、私が人を欺くのがうまい、誤魔化し屋だと言います。その通りかも知れません。でも、そうでなかったら、色々なことが上手くいかなかったでしょう。時には誤魔化さないと上手くいかないのですないのです。

壱、

… こいつらなんだよ?なんなんだよ?いやマジでさァ?ってな、感じ。マジで、こいつら、猫なんか喰うんか?正気か?頭、大丈夫かよ?とかなんとか、心の中で思っちゃたりなんかしながら、猫まんまではなく、猫飯でもなく、ガチの猫ラーメンを喰らっている。姿煮?兜揚げ?丸焼き?なんだかよく判らないのだけれども、味はカルモチン鍋のような?(※ ジェネリックは正義!)鶏のささみのような味にして、白濁、出汁の利いた豚骨スープ風の鶏白湯によって、変幻自在の夢幻テイストであった猫肉なのだけれども、動物愛護団体は黙ってて委員会?みすみす見過ごして宴会?そんなことをふと思い過ごしながら、世界滅亡なんて杞憂に過ぎなければいいな?と、夢想;イマジン・スパイクしながら、極太麺をずるずると啜っている。隣の席では、〆〆〆〆 が 優雅に猫頭の兜揚げに武者振りついていて、ふとそこで、俺の中で眠っていた のようなものが疼きだして炸裂し、ヴォえええええ!!!!!思わず吐き出しそうになったところを寸でのところで抑えて、また、なんとか、丼鉢を店内の床にブチマケずに済んだ。そして、ふと、テーブル傍らに視線を落とすと、小鉢に入った水餃子(一人前?)、俺専用の餃子が、いつの間にか周到に用意され据えられて在って、猫ラーメンにしても、別に何も頼んだ憶えがないのにもかかわらず誂えられていたのだけれども、なんでも、全席共通、住所不定から無職まで、太陽が眩しかったから から、胎児よ、胎児、何故、踊る?母親の心が判っておそろしいのか?まで、ボクは二十歳だった、それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなんて、誰にも言わせまい!から、手術台上の電気ミシンと蝙蝠傘の偶然の出逢いまで、隅から隅までずずずいと、無料サービスとして、提供されているようであった。しかし、喰らいてみると、類い稀なる租・庸・調・雑・徭 テイストであって、肉汁がじゅわァ~!といよりも、寧ろ、水気を多く含んだ汁気がドバァ~! ときのような不快感が全身をつらぬく。二十四時間ぶりの飯はメシア、最早、空腹の奴隷であった俺を解き放て!こんなジャンク ☆ フードに、欲望の生贄を捧げたことを、後悔するもののあはれ玉砕 …!久保田早紀に立たず、あとの高橋まつり、子供たちが空に向かい、両手をひろげて、嗚呼、無情…!異邦人によって、荒野で磔にされたような気分であった。贖罪(食材)意識はまったくなかった。それにしても、あれだよな?やっぱり、ここは、この地は腐っても、ヲタクの聖地;エルガイム、総本山、メッカ、巣鴨の原宿、やっぱ、変わった奴がいんなァ?スペース。女店員は、テーブル側ではなく、通路側、背凭れに向かって、椅子に跨がり、洋式便器に逆に跨がり用を足すようにして(※ 排泄は猥褻、嚥下は無情)しかも、俺に視線を投げ掛けて、俺のことを執拗にガン視、俺にメンチを切りまくっている。しかも、俺は、画商でもないのにかかわらず、大量の美術品を常に持ち歩き、それら貴重な作品群、テーブルに立て掛けてながら飯を喰らっているのだけれども、それとも、もしかしたら、俺は、アーティストなのか?その証拠に、そのなかの作品のひとつ、何号サイズか?判然としないのだけれども、テーブルから頭を出して、裏面に書かれた署名?記名?サイン?いずれにしろ、俺の本名ではなくペンネームらしい、それがこちらからはっきりと判読することが出来るような体裁になっていて、件のガン視ボーイ、ガン飛ばし青年が無心で、絶え間なく流れる車の色をずっと言い続けるようにして、俺の名前を繰り返し、延々と唱えながら、次第に言葉の意味は剥奪され、その音声(おんじょう)は、既に天に捧げる祈りの様相帯びていた(愚かな魂は真実に向かって突き進む。天に向かって意識を吐け!)それが俺は耳障りで仕方ない。そのあたかも読経のようなエイトビートの神経逆なでサウンドにインスパイアされ、俺は変に意識し、妙にやる気を出し、癇癪を呼び醒ました。相手は人外並みの知能を持ったヲタク、なにをしでかすか?判ったもんじゃ姉やは15で嫁にいき♪の精神でおっかなびっくりアタック、出来る限り、相手を刺激しないように、陰鬱な昂奮を擁しながらも、極力、冷静さを装いながら、… あの、 すいません!すいません!わたしは、事情があって、こうして美術品、自らの作品をこのようにして持ち歩いてはおりますが、また、万が一、なくしたとき、それが戻って来るような保証はありませんが、その僅かな希望に懸けて、総ての作品には署名してあります。それを逆手に取って、あなたが繰り返し繰り返し、私の名前を読み上げるという行為は、わたくしとしては、非常に心外であり、遺憾の意を表明せざるを得ず、また、プライバシーの侵害でもあるので、出来ましたら、公共の場でのそのような横暴行為はやめてもらえませんでしょうか?と、社会の分断が叫ばれて久しい令和現代、話せば判るは白昼の幻想、そして、フラッシュ・モブは、人類最大の悪夢、同じ人間同士、話せば判るじゃないの?は、幻影となり、日本語を第一言語とする、 でコミュニケーションをする倭民族同士であるのだけれども、必ずしも話が通じるとは限らず、相互理解は、最早、幻に過ぎない、意思疎通のコミュニケーション・ブレイクダウンを覚悟の上、玉砕覚悟、瓦礫に華を咲かせましょう♪の精神で、問わず語りのひとり語りを始めたら、刹那、店内を包み込む、静寂の響き;サウンド・オブ・サイレンス、そして、暗転、俺は、スポットライトによって照らし出され、この時、「明暗の境がはっきりとし、これまでぼんやりと明るかったところも暗くなっていた」のだった。俺は、いつの間にやら、身に纏っていた衣服、その総てを剥ぎ取られてい、ホワイトソックスだけはちゃんと穿いていて、その他は生まれたまんまの姿、着のみでも、気のままでもなく、木の実ナナでもなく、全裸状態となっていて、これこそは正にメシアに変わるS.CE.NEであり、こんな純粋な狂気を、俺は他に知らなかった!失うことしか許されていない、俺たち明日はないジェネレーションの、居場所を失くし、行き場を失い、神を見失い、失神状態であった、究極アンダーグラウンドシーンに、俺という究極アンダークラスヒーローが爆誕。「お前らァ、愛が総てだろォおおおおお?????」という狼煙のような叫び声の直後、呼応する、或る一人の客の、耳を掠るか?掠らないか?ぐらいの小さな「そうだよ。愛が総てだよ…」という呟きにも似たウィスパー・ヴォイスに端を発し、それと共に何処からともなく自然発生的に同時多発したイズムが店内を包み込み共鳴の嵐、明日をも知れぬ我が身の安否をも凌駕する勢いで屈指のクラシックが、シンガロングで大合唱されていた。正に究極のS と 究極のMだけが奏でられるガッチガチ、ウルトラC級のシンフォニーであり、コール & レスポンスの黄金比である。… 愛がァ!総てさァ!今こそ、誓うよ!愛のォ!限りィ!強くゥ!強くゥ!強くゥううううう!!!!!次第次第に肥大化するそのリフレイン ☆サウンド、 は無限大の夢想宇宙。店内の客、全員が立ち上がり、拳を突き上げ大熱狂、我々は渾然一体となったのである。そして、狂乱状態、ペースメーカーは不在のまま収拾のつかない烏合の衆は一時、騒然となったり、パニック@ THE 心内してる場合かァ?恐慌状態となり、今際の言葉、I JUST SAY... 奇跡は絶対に起きる…! そう叫び、俺は、店をあとにした。こうして、ヲタクたちを手懐けることに図らずも成功してしまったのだけれども、その後、駅前のバスターミナルまで四ツN′Highで駆け抜けてゆき、バスを待っていたとき、俺が乗ろうとしたバスに後ろから下校中の大量の養護学校の生徒たちが押し寄せ、俺は、乗ることは、思わず躊躇い、その便を見送りながら、俺は、何故、こんなところにいるのだろうか?ここでなにをしてあるのだろうか?何故、こんなことになってしまったのだろうか?思いわずらう ...






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