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第7話 勝利者と美貌の楽師との夜伽の一夜なのかも?

アーシャハの事 大好きって言って 

いつも髪の手入れしてくれたり お菓子を焼いてくれたり

優しい私の兄さん うふふふ


「あ!きた!」


「勝者さま この度はおめでとうございます」

にこやかに微笑むナジュ 営業用スマイルともいふ


「この楽師が 貴方様のために 夜のひと時をお慰めするために 

曲を奏でに参りました」 

「今宵は ゆるりとお楽しみあれ・・」


しゃらーん ウードを奏でるナジュ


うっとりと聞いてるアーシャハ


炊かれる香の甘い香り…


む‥これは? ああ 眠りの粉じゃないか? 

私たちはこの手のものなど 効かないが


だな・・・軍で 毒に身体を慣らす訓練をうけてるから・・


「ナジュやアーシャハは…」


「す~~す~~~っ」ナジュ 「く~~んあ、兄さ‥」アーシャ


「あ、いちころ・・・寝ちゃった・・・」


「なるほど

ナジュに悪さをさせないための手か…」


「なんて せこい! ああ、獲物さんまたは景品ことナジュが 

気持ちよさげに ぐっすり寝てて 悪さし放題なのに…」

「こっちは縛られて‥悪さが出来ん!」正直なファイナスの本音が口からドバっと

瞳からはきらり~んと輝く、嘆きの涙?


「なんて奴だ! ファイナス 見損なったぞ」怒鳴り散らす西の軍団長


「何を言う 本音は同じ事だろうが!西の団長!」ファイナス


「それに貴様が用意した その鎖はなんのためだ!!」「うっ!!」

ある意味、男達の本音が駄々洩れ中~~~~☆


二人が揉めてる頃 

ナジュは さっさと女官たち数人に運ばれて 部屋から退去


アーシャハは 愛しいナジュ兄さんの夢を見てたとさ…



完  第二章 傾国美人は美少年(予定)

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