昔話のそれは少年達の会話
「なぁ♪例の未来の予言の美女に会わせてくれよ…」
「あれは…占い師の戯れ言だよ」
げんなりとして 友人に彼は言う
「将来、国を滅ぼすやも知れない美人になる
とお告げがあったのは お前の年の離れた妹だろうが…」
「それに 国一番の占い師の占い♪」
横にいる
将来、イケメン確実な自分の兄に助けを求めるが如く、兄の方を向くが
肩をすくめて、長男の兄は立ち去ってゆく
ちなみに長兄は亡くなった叔父の子なので本当は従兄である
「・・・・・・・・・・」
で‥ウキウキしている友人に
げんなりとしながら 言う
「まだ6つになったばかりの子ども なんだがな」ため息一つ
「なんだよ!友達のささやかな頼みじやないか! 会わせてくれよ!」
「わかったよ」
戻って屋敷に入り 彼らは家の中庭で
遊ぶ二人の子どもを見る
「ほぉ、二人か・・・」
「お揃いのピンクのリボンを頭につけて 可愛い妹達だな」
「大きな上の子どもの方」「下の妹も良く似て愛らしいが 確かに綺麗な面立ち」
「将来は間違いなく 息を飲むような美女になるぞ」