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第8話 傾国美人は美少年

昔話のそれは少年達の会話


「なぁ♪例の未来の予言の美女に会わせてくれよ…」

「あれは…占い師の戯れ言だよ」


げんなりとして 友人に彼は言う

「将来、国を滅ぼすやも知れない美人になる

とお告げがあったのは お前の年の離れた妹だろうが…」


「それに 国一番の占い師の占い♪」


横にいる 

将来、イケメン確実な自分の兄に助けを求めるが如く、兄の方を向くが

肩をすくめて、長男の兄は立ち去ってゆく


ちなみに長兄は亡くなった叔父の子なので本当は従兄である


「・・・・・・・・・・」


で‥ウキウキしている友人に

げんなりとしながら 言う


「まだ6つになったばかりの子ども なんだがな」ため息一つ

「なんだよ!友達のささやかな頼みじやないか! 会わせてくれよ!」


「わかったよ」


戻って屋敷に入り 彼らは家の中庭で

遊ぶ二人の子どもを見る


「ほぉ、二人か・・・」

「お揃いのピンクのリボンを頭につけて 可愛い妹達だな」


「大きな上の子どもの方」「下の妹も良く似て愛らしいが 確かに綺麗な面立ち」


「将来は間違いなく 息を飲むような美女になるぞ」

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