冷や汗を流しながら?何も言えない少年ナジュ
ナジュは かくして、特訓の末に どうにか舞をマスターしたのだった!
パチパチパチ!
かくして、踊りとイナバウアーをマスターして、 祭りの当日を迎えた 。
楽屋裏でのナジュ
「会場内のお客様たち、 どっかで見たような顔があるような・・」
「見た事のある顔の皆は僕と同じくらいかな 」緊張もありつつ、ドキドキのナジュ
女官長は にこやかに こう言う
「以前、ナジュは 奴隷の身分に落とされる前は 学校に通ってただろう」
「なんでも 祭に出るらしいと 噂を聞きつけて 、心配して見にきたらしいね」
女官長の一言
「僕は 今、女装してますが・・
しかも化粧に かなり、きわどい衣装ですが・・(涙) 」
「そんなに言うなら、この髪飾りで顔を少し隠して きっと、気がつかないよ 」
「この後の舞台では?楽師で演奏するんだろう?
「その時に手でも振ってやれば いいんじやないかい…?」女官長
「はぁ・・」ナジュは力なく答えてはみた。
「ほら、行って 行きなさい」
だが・・
だが、実は学友御一同様は 少年が女装して踊る事を
何故か 当然のように知っていたのだった!
し・か・も
「楽しみだな うふふ あのナジュが女装して踊る」
「あの美貌の彼が女装して舞を舞う!」
皆、目が期待で血走っている。
「西の軍団長さまの提案らしいが 実に素晴らしい企画だ」
「学校内でも隠れファンが多く
誰が彼の隣に座るかで いつも男女ともに?すごい騒ぎだったよな」
「本人は ほえほえした性格上 気がついてなかったけど・・
奴隷の身分に落とされたとはいえ 無事に生き残って?隠れファンが
どれだけ喜び泣いた事か・・」学友の皆さま方