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第14話 踊り子の中の傾国美人

舞台が暗くなり 再び光が灯された 計算つくされた神殿での舞台

ゆっくりと踊り子たちが 奉納の舞の為に

音楽の音(ね)と共に歩み来る 傾国の美少年ナジュもいる。


女装に化粧をして白い布を胸元で交差 

白い巻きスカートに金銀の宝石の宝飾品に花々 はにかんだ笑みを見せる


「きたぞ!!」皆が興奮で騒ぎ出す。

「あれだ すげぇ!」「き、綺麗だ」「なんて美しい!この世の者とも思えぬ…」


「いつもはどっか中性的な美人だけどね」

「あの格好も似合うな また隠れファンが増えるな」


舞ながら その最中にナジュがダンスで軽く腰振った。


ドタン!ドタンン!数人が倒れてしまった! 


「二人失神したぞ」 「いや、他にもいる」

「 あ!お前 鼻血が出てるぞ 大丈夫なのか!!」

 「大丈夫だ、このダンスは最後までしっかりと見る! 

いや、決して倒れるものか!!」


赤い顔に 血走った瞳で 喜びに打ち震えつつも力強く答える学友A

鼻血・・大量である


そっとハンカチを渡される学友A 


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