「明日なら確実にそなたの兄を救いだせる」
「が、今日ならば…
まだ連れ出された 旅から戻っておらぬかも知れぬ」
「しかし、明日の朝には?仲間達は全て処刑されていかがする?
城への道 砂の橋をかけても良いが… 」予言をした女
フードを被った白髪の魔女の言葉
歌声のような呪文、砂に魔法陣を杖で描いてゆく
そうして、完成した魔法陣 女は そこに不思議な光を放つ小さな石を投げかけた。
魔法が‥魔法がかかる
白い砂が舞い上がり‥白い虹のようになる‥
紺碧の空に白い砂の橋がかかる 護るように白い光の小さな虹も幾つか見える。
それらは王の城まで繋がっている‥
男の一人が少女に声をかける
「本当にいいのか?アーシャッハ」一人の男
その問いかけにアーシャハが答えた。
「仕方ないでしょ あの魔女‥予知と魔法が使える者‥」
「彼女は今回、一度きりの魔法をすでに使ってしまった」アーシャハ
「魔法が使えるのは今日か明日だけ‥」
「明日なら間違いなく、ナジュ兄は城に戻ってるけど
明日の朝には反逆者‥私達の仲間が処刑されちゃうかも知れない」
「今日、兄が戻ってれば一緒に逃げる事も出来るけど‥というか浚うけど
行くわよ!!」
馬にまたがり、大勢が城に殴り込みをかけて 味方達を救う
砂の橋、虹を渡ってやって来た者達
「なんだ、あれは!」「何かやって来るぞ」
「うわあああ」「ひいい」
「どけ、どけええ」反乱者達が城に殴り込んだ!
城の内部を問答無用で駆け抜けてゆく
地下牢屋のカギを叩き壊し、仲間達を救う
しかし
やはりナジュ兄が‥いない‥ アーシャハは悔しそうに思う
「戻るぞ!アーシャハ!! 魔法が消える!」
「わかった・・行きましょう!」
数日後・・・