数日後
お城でお仕事中の若い女官たちが噂話をしていた
「先日の騒ぎを覚えている」
「反乱者どもの一団が城に 攻めてきて
地下牢の囚人をたくさん、連れさったって話でしょ 大変だったわ」
「うんうん そうよ大変だった びっくりした」
「お城に白い砂で出来た 虹のようなものが掛かって
怒号と共に、反乱者の一軍が攻めてきて」
「すぐに出て行ったけど、こちらは右往左往よ」「うん、そうよね」
「その中でも、反乱者の若い娘が
とても強くて 一度に数十人の兵士がなぎ倒されらしいね 」
「可愛い美人ちゃんだって」
「あ、私ちょっとだけ見た」「本当?」
「あの美貌の彼ナジュに似てたらしいという噂もあるけど 本当かしら」
(実は妹ちゃん・だった)
「でね、反乱者達は城の深層にまで押し掛けて
どうやら、美貌の彼を拐うつもりだったみたいね」「まあああああ」
一斉に娘達、女官達は顔が赤くなる しかも、とても嬉しそうだった。
「美人だもね、拐われたら きっと彼らに ・・・」
その言葉に ドキドキの・・い・け・な・い想像が止まらない・・ようだった。
「何、 赤くなって、うっとり変な想像してんの?」
「やぁね、そう言う貴女だって同じように考えたでしょう・・」