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第24話 ご主人様は奴隷様?

「最近では 舞も踊り 更には…あの美貌  

異国の外交官達への歓迎のための大事な宴の人気者 ですものね」

若い女官たちが大騒ぎしては話していたのだった。


で・・


「奴隷の僕に 護衛用の奴隷兵士をつける?」

ナジュ・・彼は怪訝な顔をして答える… (奴隷に奴隷をつける?)  


「細かい用件も頼んでいいって…」と女官長 

「そうなんですか?」ナジュ 


「ええ、そうなんだよナジュ

「なんでも、親衛隊長が直々に選んだらしいね」女官長


「え、あの人が 親衛隊長が?」微妙な表情を見せるナジュ


「 先日もその前も異国のお菓子に美味しい果実に

高価で珍しいお茶の葉に勉強の本だろう」ニコニコしながら女官長が言う

「それから 最新の楽譜やら・・」


「親衛隊長 彼、本人は来ないけど・・彼からの贈り物が ナジュに多いね・・

かなり気をつかってるみたいだけど・・」女官長


チラリとナジュ、ナジュサアナを見る女官長


「それから これ 絵本もプレゼントで預かっているよ」

 ポンと絵本を手渡す


「これ、 僕が欲しかった白銀のケンタウロス」ナジュは頬を赤くして嬉しそう


「魔法使いの弟子のわん子と目つきの悪い少年アーシュの御話」ちょっぴり嬉しそう  


「で、こちらが彼・・」と紹介される        

片方のみの目  しかし… 


「ま…まさか?兄さん 」

奴隷兵士 彼は死んだはずの大事な長兄によく似た男だった?




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