最初は羽交い絞めされて暴れていたナジュ
ゴブレットに入れられた薬を飲ませられて
ナジュサアナ、ナジュの青い瞳が力なく閉じられてゆく
そのまま床に崩れるように倒れ込む。
寵姫の口もとが歪み、暗いねじれた笑みを浮かべた。
「・・ふん、流石にこちらも毒で殺す事は出来ないわ 奴隷のナジュ」
「お前に与えたのは 毒薬でなく眠り薬」
見下すように床に倒れたナジュに声をかける寵姫
「でも、別の殺し方もあるのよ くくくっ」
「熱砂の砂漠にほおり出すもよし」
「例えば…」寵姫