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第10話 柚葉からのギフト、贈り物

パリの郊外 旅先のジェローム達の屋敷

其処にやって来たのは‥

「おお、柚葉ゆずはさん」屋敷の使用人が扉を開ける

「ボンジュール お久しぶりです ジェローム様たちは?」

日本人の少女柚葉 彼女は以前、日本でジェローム達と知り合い、懇意にしている。


「今は商用も兼ねて、アフリカ方面へ向かわれました」「まあ、そうですの」

「せっかくですからお茶やお菓子を召し上がっていってください」

「いいですか?」「菓子は栗のマロングラセにルバーブのゼリーですよ」

「素敵!」「どうぞ《シルブレ》 マドモアゼル・柚葉さま」


「あ‥それから これはアンリ様から頼まれた品物です

仲良くなったアンリ様からお渡ししてくださいと‥」柚葉はリボンのついた小さな箱を差し出す。

「アンリ様‥」「どうかされましたか?」

「いえ、お預かりします 有難うございます《メルシー・ボク》 柚葉さま」



アンリ様は行方不明だと聞いているのですが

・・これはジェローム様に電報の必要が有るかも知れない。


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