かげりよの
現代ファンタジー異能バトル
2025年04月22日
公開日
11.7万字
完結済
マーダーゲノム―――それは斬殺、銃殺などの《殺人技術》が血の記憶として遺伝する、忌まわしき二重螺旋の呪い。
舞台は、暴力性遺伝子抑制(VGS)手術によって暴力、殺人事件数が激減した近未来の日本。
高校一年生、葉島眞咲は、自身が幕末の人斬りからゲノムを継いだ《人斬りゲノム》であることを告げられる。
遺伝子工学に反対する過激なテロ組織から国を守るため、眞咲は半ば強引に《等活部隊》に入隊させられる。それは《刺殺ゲノム》に《撲殺ゲノム》、果ては《絞殺ゲノム》まで、あらゆる種類のマーダーゲノム保因者たちが集う等活地獄さながらの部隊だった。
果たして眞咲は遺伝子に従ってプラズマブレードを血に染めるのか、それとも遺伝子に背を向けて逃げおおせるのか、はたまた遺伝子を真に己が物として新たな道へ踏み出すのか――
退けば地獄の罪人が、進めば地獄の獄卒へ
二重螺旋の連枝の果てに、望まず咲いた徒花よ
殺陣殺調血風惨雨、地獄の釜は開かれた
※カクヨム様、ノベルアップ+様にも投稿させて頂いております。