(お疲れさまでーす)
俺は(伊里瀬 翔)いつものように収録を終えスタジオを出る
(あぁ、伊里瀬さん 今日もコメント冴えてましたよ〜来週もよろしくお願いしますね それと今度の映画も頑張って下さいね)
(了解! ありがとう お疲れさん)
こんな感じて役者やコメンテーターをこなす普通の芸能人だ
年齢はもう45歳芸能人歴は30年てとこかな長い割に一流芸能人にもなれずかと言って売れてないわけでもない年収で言うと5000万程度これは手取りの部分なので実際は倍以上売上はある
ある程度の生活はできている感じかな
趣味は旅行好きで歴史ある建造物を見て回ることが好きだ
独身貴族を装って居るが実は隠し子が二人も居る
子供は誰がパパなのか分かっていないが養育費はきちんと払っている
人生色々あるよね しかしこの先にとてつもなくとんでもない現実?いや空想?いや現実だよ!
そのとんでもない現実が起ころうとしてることは知る由もなかった
帰りの車の中
(は~い お疲れさん 今終わったんだけど明日って栃木で撮影3日間明日からだよね?)
(翔さんお疲れ様です、これから翔さんのマンション向かいますので今日は栃木のホテルで休んで明日に備えて下さ)
(了解 それじゃ帰って支度して待ってるからよろしくお願いね)
そう明日から映画の撮影が始まる為に栃木に行くのだが今日中に前乗りしておくためマネージャーが迎えに来てくれるのだ
今回の映画は現代の娘の育て方に苦しみながら男で一つで娘と向き合いそして無惨にも何者かに娘を殺されてしまい娘の日記で娘の父への感謝を知り
より悲しみと絶望を味わいながらどう人生を生きて行くのかがテーマの映画である
まぁ〜最後は娘の願い道理に良き人と結婚して新しい人生を送って行く
少しは生きていて良かったと思える最後になっている感じだ
(翔さんホテル着きました)
(う〜あぃー もう着いたのか あ~良く眠た)
さっそくチェックインを済ませて風呂に入り食事を済ませ明日の為に早く寝る事に
その夜事件は起きた!!
(う〜ん眠い何時だ まだ2:00じゃないか)
俺は奇妙な音のせいで目を覚ました
眼の前に眩しい程光を放つ扉?というよりは歪みの様な物があった
俺は立ち上がり光の方へ歩いて行った
すると突然眼の前に巨大な足?
その足を追うように上に目をやると!
石の椅子に座る大きな女性が眼の前に居た!
(えーー誰!何!?デカ!こわ!)
既に俺の頭はパニック状態
(こちらに来るのです さぁ こちらへ)
デカい椅子に座る大きな女性が頭の中に直接話しかけて来たようだった
その声に導かれるまま歩き近づくと
不思議な事にだんだん大きな女性も椅子も周りの景色もどんどん小さくなって行く
そしてとてつもなく綺麗な女性が眼の前に座って居る
この時既に普通の人間と何ら変わりない大きさになっていた?
俺がデカくなったのか?それもと錯覚?
そんな事を考える暇もなく眼の前には銀髪の白く透きとおるような肌のとてつもなく綺麗な女性が手を差し伸ばして居た
俺はその女性の手を取る
女性は静かに立ち上がり俺の手を引いて歩き出した
(ちょッ何処に行くんですか?これって夢か?)
(夢ではありませんよ 私の名前はエイティア)
また頭の中に直接綺麗で心地よい声が聞こえた
すると眼の前の空間が綺麗な部屋に変わり
綺麗な大きな銀色に輝いて見えるベッドが
誘われるままにベッドに横になる二人
するとまた頭の中に直接話し声が
(私は女神エイティア 生を司る神 貴方はわたしのクルケとなる人 クルケとは人で言う夫 貴方は神となることを許された人)
(神?俺が?どうして?)
この時は意味すらわからずただ夢ならもう少し目が冷めないでこのままこの美し女神エイティアと共に居たいと思った
(貴方の気持ちが私には伝わって来ます 私も早く貴方と共にこのビダーチェンの地でずっと最後の時迄愛を育んで生きたい ですが私達が神として敬われるために 貴方には成し遂げなければならない事があります)
どうやらオレの心はまるわかりのようだ 言葉を発しっなくとも会話になっているよで不思議な感覚だ
そしてどうやら俺は女神エイティアに人の世界から1000年に一度神として向かい入れるそれも女神様付きの大盤振る舞いを引き当てた!
神の世界もどんどん血が濃くなり皆親戚なんてならないように人から婿を取ったりはたまた妻を取ったりとあるようだ
しかし神となるための試練とルールが存在するらしく それを成し遂げなければ神にはなれず それと同時に俺を選んだエイティアも神の位を剥奪され女神ではなく一般市民的地位である天使になってしまうらしい
そしてその試練とルールがこちら
1.神を崇める信者を増やし信仰心と忠誠心を集める
2.一人のものを愛してはならない
3.子供を作り奇跡と奇跡の予言を行なう事が出来る
4.最後の時を迎える時人としてではなく神として崇 められ死ぬ事
どういう事かと言うと
近年神への忠誠心や信仰心が薄くなり神の力の源であるカルマもどんどん小さくなっているようだ
やはり神と人とは密接な関係にあるようだ
そして当然一人のものを愛してはならないのは俺は女神エイティアの物であり仮に俺が誰かを愛する共にする事は神と女神の嫉妬と怒りをかうらしく
天災や不幸が相手に襲いかかるらしい
エイティアは本意ではないのだが嫉妬は女神でもしてしまうらしい
エイティアは俺の全てを天界から見ていたようで
全ての人類から俺を選んだのだ
なぜ俺なのか未だに分かりかねる
そして自分の血引く子供を作るとその子供が生まれた瞬間未来を見せてくれるらしく
それを利用して予言と奇跡を起こし神の存在を皆に示し神となるため信仰心や信者を増やせとの事
だが結婚もせずに子供をバンバン作りその面倒まで見る責任がある
ちょッこれは厳しい現実が待っていそうな気がする
そして最後に人としてではなく神として死ぬと言うのは全ての成果の集大成で神の存在や信者、忠誠心といった全ての力いわゆるカルマの大きさで神になる資格を得て死ねと言う事らしい
因みに何故こんな試練とルールがあるのかは今回の俺の相手女神エイティアは生の神
生の神は性でもあり生きる事愛すること育てること
けして争いや死を好まない
美しく人として死に人として生まれ変わりその繰り返しを重んじる神
軽く説明するならば悪魔などに奪われないようにカルマを循環させる為の監視役の一人でもあるようだ
俺はこんな説明を暖かく心地よい女神の胸の中で全て聞かされた
そして最後に俺は女神エイティアと結ばれた
この時何らかの縛りのような物が俺の中に出来たような感じがあった
(貴方の名はラクティウス その日が来るまで私は貴方の物で貴方は私の物である事を忘れないで)
そんな言葉と共に夢のような時が薄れて行きぱっと目が冷めた!
(夢カーー えっ?ホテル?ここって!)
俺は自分の実家の自分の部屋にいた!
そして鏡に映る自分はなんと子供だった!
そう俺は12歳の少年に戻っていた
しかし記憶はなんと45歳のままだ
この日から俺れの神になる為の試練がスタートしたのだった!
《》