ついに、自分が待ち望んでいたラノベ『妖精の物理学 ―PHysics PHenomenon PHantom―』がリリースされました。
電磁幽体先生が大賞受賞を一日千秋の思いで待ち続け、念願がかなった時は自分のことのように大喜びしました。
しかし、その喜びもつかの間、電磁幽体先生は昨年12月12日に突然の病で昇天しました。
奇しくもその日は、私が電磁幽体先生を見かけたDiscordサーバーの人たちと口論をしていました。
そうなったきっかけは、去年の9月頃だったかと思います。
私は電磁幽体先生と一緒にいたDiscordサーバーの人に誘われて、ハーメルンの非公式Discordサーバーに入っていました。
そこで、私は自分の作品について相談をしました。
ほぼ現実世界を舞台にした作品を書きたいと主張した私に対して、住人の一人が私の書きたいものを否定しました。葛藤を入れるのはわかるけど(現在構想中の作品もそのつもりで書いている。もちろん、生成AIを駆使して)、何も貞操逆転のような世界を舞台にしろだなんて……。
それだけにとどまらず、そのサーバーの住人から自分の根城であるカクヨムに対する侮辱的な言葉をぶつけられました。
そして、冒頭の出来事へとつながるわけです。
その個人サーバーでは、大賞を受賞する前の電磁幽体先生とやり取りをしていました。
とあるきっかけで『菜なれ花なれ』の話になりまして、電磁幽体先生が
笑顔を作れずにキッズチアを辞め、パルクールで移動する様は何度見ても「すげぇ」としか言いようがありませんでした。温泉回に至っては、「おいおい」と突っ込まざるを得ませんでしたが。
電磁幽体先生は無口な彼女にほれ込んでいたそうで、そこで彼女のことについて少し語ることになりました。
それと、電磁幽体先生が悩める私に「苦手な作品に対してカラテで挑め」と口にしていたことも……。
マキシマムザホルモンの『予襲復讐』の一節のように、誰にも伝わらなくたって構わないし、金にならなくても構わない。
……よし、やるぞ。