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第3説 あなたは?

再審申し出たと、検察側から連絡があった。

弁護士も容疑者と話して、9年経つ。

警察の証拠は自首の主張のみ。勝つのは、、。


 真実の裁判が再審された。


容疑者に対して、普段通り、調書を読んでいく

検察側。

もう、覚えてなどいないような、言い方で。軽々しく調書を読んだ。ように感じる。

すると、容疑者が、「そんなわけねぇーだろ」

と、高らかに言った。叫びにも似た大きな声で「俺が自首したなんて真っ赤な大嘘だぁ!!」

周りは検察側以外、騒然とした。

静粛に。オーラといってもいい空圧が

検察側にも届くような力強さがあった。そして

検察側は、一言。「権圧すげぇ。」とあった。

調書にはそう書かれていた。


そして、裁判は、最後を告げる。

「俺を容疑者にしたのは、警察だ。証拠なんてなかった感じだったけどな。俺は、圧力っつぅーか、権圧に負けたんだ。負けちまったことを認めたんだ。」

検察側はこう言った。

「敗けで自首?ずいぶん、反省しすぎな人生ですね。どうして、権圧なんかに、ハハッ。

負け、、」「静粛に!!」と怒鳴られた。

検察側は、手もなければ、足も出す気もなく。

黙った。


そして、判決が下される。

被告人を8年の懲役が下された。


被告人は、合計18年。

牢に入れられることを、誰も、伝えなかったという。あれから、18年。

事件は迷宮入りに近い。しかし、彼は、、。

自由になってしまうのであった。

手には、なにも、なかったかに見えた。という



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