自称・歴史作家の私がラノベ的ローファンタジーを書き始めたのは、単なる思い付きでした。
異世界ファンタジーなら書けるかなぁ、書いてみるか、と。
正直申し上げて、現代ものは苦手意識が強くて、何が楽しいのかさっぱりというか、書いてて面白くないと思った、昔は。
だから、好きなモチーフをガンガン突っ込んで書いてみようと思いました。
主に書いている歴史小説も神様とか妖怪とか出てくるファンタジーだし、それを現代版でやればいい。
書き出してみたらなんか楽しくなって、あっという間に110万字も書いてた。
日本神話系、妖怪、民話、その辺りをモチーフにするとネタが尽きない。逆に新しいネタ使いたくて新キャラ出し過ぎて、登場人物も70人超えてしまった。
興味ない分野でも好きなモチーフで書くと続くんだなぁと思いました。
加えて大好きなBLなので、楽しい。
昔から、BLはBL、NLはNL、みたいにジャンルで分けるのが嫌いで「全部あるからリアリティのある世界観になるんだろうよ」って思っていたタイプなので、仄暗はHL、百合、バイ、パン、アセクシャルなど色んな要素が出てくる話になりました。
リバとかフリーセックス派の皆さんもいるので、地雷持ちの方にはアンチな作品だと思います。
HLも百合もジャンル分けして書くことも大事ではあると思います。読者さんが選びやすいし読みやすいですから。
でも、面白い作品にしたいなら、その辺の壁、取っ払っていこうぜ! ってのが個人的な主張です。
私自身BL好きですが、HLも百合も好きだし書きますしね。
とまぁ、自分の好きやフェチを突っ込んだ『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』ですが、やっぱり一番大事な要素は「日本神話」でしょうか。
神話を軸に日本に残る様々な伝説や歴史を取り込んで書いています。
このエッセイでは、その辺りを紹介しつつ、個人的な見解や感想なんかを交えつつ、面白い話が出来たらなと思っています。
これを知ってから仄暗を読むと、知らないより面白い、かもね。
ご興味ありましたら、お付き合いください。
本作はこちら↓
『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』
https://www.neopage.com/book/32473382714287900?r=4ab65498a1446f06d1879289f9d8c772&f=sc-1-MzI0NzEzMTU2MTQyNjAyMDA%3D