目次
ブックマーク
応援する
3
コメント
シェア
通報
ひとつとせ、舟唄は夜を越えて
ひとつとせ、舟唄は夜を越えて
秋初夏生
現実世界青春学園
2025年05月18日
公開日
2.3万字
完結済
潮の香りに包まれた港町。 高校生の航は、古びた町と未来の見えない日々に息苦しさを感じながら、音楽だけを支えに過ごしていた。 ある夏、東京から帰郷した卒業生に誘われ、町おこしの夏祭りで和太鼓とのコラボステージに参加することに。 仲間と音を重ね、祖父が口ずさむ古い舟唄と向き合う中で、航の中に変わり始めるものがあった──。 「ひとつとせ、舟唄は夜を越えて」 これは、海辺の町で継がれてきた歌が、一人の少年の夢と旅立ちに寄り添う、静かで熱い音の物語。

第1話

loading