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Ds2.伝わる、重ね紙

「そりゃ~ね」

「わかってたよ!わかってはいたけど」

「あー、、いつの間の感情ってやつ。」

「はは、勘定じゃなくて?」

「うぅ~~、、。」

「そしたらどうしたの?」

「あー、声をかけられなくてそのまま。」

「はい終了~~~。ってかんじ?」

「そんな感じ。」

「でも、アンタ悪いよね。」

「?」

「もっと早く別れてやれば、あいつも彼女すぐ作れたじゃん。」

「罪は重いってやつですねぇ~~」

「ちゃんと謝るんだよ?自然消滅は一番ダメ」

「はーい」

「ゲーム終了~~」

「はははははっ」


でも、いつから?


..~ーーーーーーーーーーーーーーーーーー~..


何度か、苺カフェを食べに行った。

なぜかは、わからないけど。

いつの間にか、歩いて通う内に、どの席に

座ってるとか、同じ時間に行くとか、繰り返していく内に、心は救われた。

いつの間にか、

同じ席にまで座っていた。


「ホント、バカだよね....。」

「ホント、だよね、、ははっ、、。」

「同じ席とは、、、」

「悩ましい心になっちゃったんじゃない??」

「だいじょうぶ??」

「どっちにしたって、寄り添い問題。

はい!がんばってー!」


そんな毎日を繰り返すと、その日は

やって来た。


彼が、なぜか私の告白してきた。

「あっ!また、いた!!ちょっと!!」

そんな感じで近づき、わたしにさらりと。

「好きです。」

な感じで告白してきたので、気づいていたのかもしれないが、私は。

「ごめんなさい。」

と振った。


なぜだか、彼も私も、見つめ合ったが、、、

彼が気づかないことに、一応。怒りを感じた

私は、、。


「誰だと思ってる?」

「へ?いつもの、、常連の、、、」

「はぁ??!」

「あっ....、最近近眼で、、。

  あっと、眼鏡、メガネ、、。と。」

「ありました?」

「どうやら、、家に

 置いてきちゃったみたいで。」


ふたりは見つめ合う。


「一緒に、来てくれますか?」

「....」


なぜか、笑う彼に気づくと。

「はい。」っと

メガネを渡す。

「旧式ですけど。」

「あっ、ありがとう、。」

「これで、美人が見れましたか?

 苺カフェより」

「案外、顔。大きいんですね」

と茶化し合うふたり。そして、、。

ふたりは、一緒の時間の渦のなか、キスをした



隣の声も聞こえずに。



//END//

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