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第3問

外に出ると、若者は待っていた。

「おぉっ!!」

ふたりは声をわざとらしく、叫びあった。

そして、笑い合う。すると、商人があることに気づいた。

「刀は??刀!おいらの刀はどこ行っちまったんじゃ???!!」

慌てもせず、彼はこう答えた。

「あれなら、売っちまった、金がどこに閉まってあるか、わからんかったのでな!」

「な....なんじゃとっ!!??わしのお刀ぁ....」

そう言い、本当にめまいを起こした。


時間は、優美な夜。

気を直せない商人に、彼は質問。いや、怒りにも見せるように言った。

「それにしても、なんで刀なんかに故出こしゅつしとる??もっと、別のモンと、」

「故出??疑問そうじゃなっ??!!」

キレている。そう思ってはいたが、彼は聞く。さとすように。

「なぜじゃ?」

「、、お前では理解が及ばん」

そう言い、一歩。足を出した。すると彼は呆れたものいいで、

「おなご一人が持って良いもんじゃない」

「!!?」

「医者にも連れていった、わし、いや。オレを信じないのか?」

「、、。」

「信じられるか?」

「刀は夢じゃ。っひとりであろうとも。持ち合わせたい大切な代物じゃけん!!大事にしてなにがわるぅ?」

そう言い、おなごの顔を覗かせ、彼女は。彼を連れて帰ったという。どこへでも。



//END//

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