道端で財布を発見。拾う。あんれまあ、こりゃ大変、結構入ってるじゃないの、お金。
ほわん、ほわん、ほわわわぁ〜ん。
頭の中に浮かび上がる、天使と悪魔、そして体操選手。
「落とす奴が悪いんだ、ネコババしちまえよ」悪魔の推奨。
「ダメダメ。ちゃんと交番に届けないと。持ち主悲しむわよ」天使の忠告。
ロンダートからの後方宙返りをキメにいく体操選手。
ううむ、さて、どうしたものか。
「ほら、人来るぞ。早く懐にしまえって」悪魔の
「今頃持ち主探してるわ。速く交番へ」天使の導き。
宙返りをキメんとジャンプし、盛大に腰から落下。横ばいで悶える体操選手。
ううむ。
「盗んじまえ…」悪魔。
「届けて…」天使。
「あ”あぁ~…」体操選手のうめき声。
半分だけもらって交番に届けることにした。
【三権分立】