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第24話

 要子は翌朝、爽快な気分で目覚め、隣でぐっすり眠っている王様を眺めた。


約束を守ってくれた、


航ちゃんが教えてくれたようなことを王様はしなかった。


なんて立派な人なのだろう、


そして寝顔がとても美しいと思いました。


要子はそっと王様の唇に指を這わせ、頬にキスをしてみました。      


  日本に戻り、受験を済ませ、3月になったら、またこの島に来よう、


 島の中をゆっくり探検してみよう、


そうそう、東京に戻ったら航ちゃんの家にも行ってみよう、


お寿司屋さんだから、お寿司が食べられるかもしれない、、


それに、大学に入ったら、高橋教授を訪ねて、、。


することがいっぱいある。


 王様は眠りながら要子をしっかり抱きしめていました。






       「了」

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