きっと望にとって小さな抵抗だったのであろう。
「やっぱ、アカンっちゅうことかぁ」
「ど、どれだけ抜いてないと、思ってんだよ……お前とイきたいんだから、あんま……俺の体を……イジメんな……」
望の口から意外な言葉に雄介は目を丸くする。
だが直ぐに雄介は安心したような顔をすると、
「分かった……これから気ぃつけるようにするな。 俺も望と一緒にイきたいし」
その雄介の言葉に望は頭を頷かせる。
今、望に言われてフッと何かを思い出す雄介。
確かに望に言われた通り雄介達はしばらくしていない。いったい、どれ位していなかったのであろう。
思い出せない位していなかったってことは、それだけ抜いていないことになる。
ということは、直ぐにイきたくなるのは当然だ。
せっかく久しぶりに雄介は望の体を抱けて、ゆっくりと望のことを可愛がりたいところではあるのだが、きっと今日は二人共、長時間も持たずにイってしまうのかもしれない。
今まで色々有りすぎて忘れていたのだが、やはり、たまにやるのがいいのであろう。
雄介はフッと気付くと、やはり望のように自分にもいよいよ余裕がなくなってきたようだ。
雄介が履いているジャージの中で既に雄介のモノは窮屈そうにしている。
だが、まだまだ我慢しなければならない状態だ。 そうまだ望の中も慣らしてないのだから。
そんな雄介に気付いた望は軽く体を起こすと、雄介の頬を両手で包み。
「お前さ……我慢しなくてもいいんだからな。 もう、挿れたいんだろ?」
「あ、いや……そ、そないなことないって……」
そう目を宙に浮かせて言えば誰でも嘘を吐いているということが分かる。
望もそんな雄介に気付き一つ溜め息を吐くと、
「無理しなくてもいいんだぜ……俺もなんだからよ」
「せやけど……まだ、望の中も慣らしてへんし、流石にしばらくしとらんのに、あんま慣らさんと痛いやろ? 流石の俺も相手が痛い思いはさせとうないし」
「なら、どうすんだよ……」
「ほんなら、二人共、一度抜いたらええんと違ゃうのかな?」