「そ、それって、どういうことだよ?」
「挿れずに、二人が気持ち良くなれて……二人がイけるっちゅうたら、アレしかないやろ?」
そう笑顔で言う雄介だが、どうやらそれでも望は分かってないようだ。
「だから、どうやるんだって言ってんだよ」
「もしかして知らへんのか?」
「あ、多分……知らないと、思うんだけどな?」
「ま、俺等は一度もやったことあらへんし、望は知らんくても当然なんかな?」
雄介は一人納得すると、
「ほんならなぁ、望は俺の上で四つん這いになって、俺の顔の方にお尻向けて……」
「……はぁ!?」
流石の望でも、その雄介の言葉が分からない事はないのかもしれない。 いや理解出来たからこそ声を裏返したのだから。
「ま、出来へんのやったら……ええねんけどな。後は我慢して、我慢して、挿れた時には直ぐにイってまう可能性が高いし、ゆっくり出来へんってことやしな」
その雄介の言葉に望は黙っていたのだが、顔を上げると、
「分かった! やってみる!」
と望はどうやら雄介が言ってる事に賛同したようだ。
別に雄介は望にやるように仕向けた訳ではない。だが望には十分に雄介の思いが伝わったのであろう。
「ほなら、来て……」
「あ、ああ……」
望は少し戸惑いながらも、雄介の顔を跨ぎ雄介のモノを口にし雄介も望のモノを口にする。
久しぶりに雄介のモノを口にした望。だが今日はそれだけではない。雄介も望のモノを口に含んでいるのだ。
いつもとは違うというのか、いや今日はいつもに増して愛情を感じるのは気のせいであろうか。いや、やっと二人の間でステップアップが出来たということであろう。
だが雄介はいつも望にやり慣れていたのだが、望はまだ数回しかやっていない行為。望はたまに腰をビクリとさせ雄介のモノから口を離してしまう。
雄介は無理強いはしないようだ。望自ら雄介のモノを口に含むまで何も言わずに望のモノを口にしていた。
「ゆ、雄介……ぁ……む、無理っ!」
「ほなら……一回イっとくか?」
「だ、だけど……ゆ、雄介はまだなんだろ?」