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隔たり



君が ナーゴ と鳴いて

僕は なあに と呟く


君はまた ナーゴ と鳴いて

僕もまた なあに と呟く


君の言葉はわからないけれど


何か言いたいってことだけは

わかる気がする


僕の言葉は君に伝わっているのか

僕にはそれさえわからない


それでも君は もしかすると

わかってくれているんじゃないか


僕が君の言葉を知りたいって

ずっと思っていること


君の背中を撫でながら

僕はそんなことを考える


今日の君は結構

気分がよさそうに見えた




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