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第6話 密交

 僕もお義母さんに合わせて休暇を取ります。初回に会う場所は①僕の部屋②お義母さんの家③ラブホ、③の場合はA新幹線駅B大ターミナル駅C小さめの地下鉄または鉄道の駅の計5通りになるけれど、互いの家で会うのは昼は特に近所の目に留まるので小さめの駅のラブホが良いと思います。慣れてきたら日帰りで温泉に行くのも良いですね。まず午前10時から正午まで1軒目のラブホで体の交流をしながら一緒に過ごします。一旦外に出て昼食を買って2軒目のラブホで午後3時頃まで心身共に一緒に過ごすのはいかがでしょうか。当日は前日に1日中穿いたパンティを洗わずに持ってきてほしい。二人でベッドに並んで寝て一緒にパンティの匂いを嗅いでみたい。恥ずかしさを乗り越えれば親しくなれるはず。1軒目はピュアなお義母さんを楽しみたい。服が乱れるかも知れないので新品以外のものを着用して来てください。2軒目用にコスプレ衣裳を用意します。何が良いですか。希望がなければ体操着かスクール水着にします。お義母さんもHなメールを書いてみたいとのことですが過去の実話は嫉妬心に駆られて苦しみそうです。その辺りに配慮してもらえれば問題ありません。小さめの駅はN駅が第一候補になります。


 僕達が何をしたかを記録しておくのも楽しいと思っています。小説風にすれば誰の視点で書くかを選べるのでお義母さんの視点で書きます。二人の姻族関係は伏せておきます。その日は大学に休暇届けを出してある。Hメールを交換し合うまでになった男と初めて会うのだ。写真交換をしているので互いに見つけ合えるはずだがかなり緊張する。電車に乗って小さなターミナル駅に着くと約束している出口に向かう。男と視線を交わすと軽く手を挙げるので自分も合図程度に胸の前で小さく手を振る。お前は皇族か?と悪魔が囁く。飲み物を買いましょうと言われてコンビニに入る。男が本人用にハイボール2缶と真琴のためにビール1缶を選んでくれる。お酒のつまみも4点ほど籠に入れて清算を済ませて、持参した買い物袋に商品を入れる。言葉を交わさずに周りの人々を過去の影のように捉えて、彼らが自分達に興味を持つはずはないと信じることにする。通りに面したラブホに男が消えるように入っていき、その後を離れずについて暗いホールに着くと落ち着きを取り戻すことができる。こんな気苦労を午後にも繰り返すのは心臓に悪いわと心の中で悪態をつく。


 部屋に入ると飲み物を冷蔵庫にしまった後、二人して玄関まで戻って男が真琴を抱きしめドアに押し付けるようにしてキスしてくる。尻を触られまくりながら真琴もそれに応えるように舌を絡ませる。男はズボンの中で勃起している凸を真琴の下腹に当てるので立ったままベッドに押し倒されている気分になる。そのまま狭い玄関スペースで上着を脱ぐと男はズボンを脱ぎ始め二人分の服を合わせてベッドの上に載せる。再び玄関で餓えた恋人同士のように体を弄り合いながら徐々に裸になっていく。ベッドの上にすべての衣類が並べられても二人は玄関スペースで余裕のない愛撫を楽しむ。男は真琴に立ったまま脚を開きぎみにさせお凹を舐めながら尻を掴んでその弾力を楽しんでいるようだ。その後は真琴がしゃがんで凸を咥えて上目遣いを交えながら喉の奥まで使って首をゆっくりと振る。プロではないので上手くないと思う。男に評価を聞いてみたいけれど止めておく。漸く落ち着き取り返し二人は一度ベッドのある部屋に戻ってタオルを巻いて二人して仰向け寝て天井を10秒間程見た後、どちらともなく抱き合いキスをし始めてしまう。恋も愛も理屈もなく求め合って留まることを知らない。


 真琴が恥ずかしくも嬉しく感じたのは男が洋裁メジャーで全裸の自分の3サイズを測ってくれた時で加えていくつかの寸法を測ってメモに記入して洋服を作ってプレゼントしたいと言ってくれる。その途中でも男は真琴の体に興味を持ってちょくちょく悪戯して、どう考えても作製には関係のない長さも測ってくる。それでいて勃起した凸を尻にぶつけたりしてくるのだけで挿入してこない。ねえ、しないの?と訊いてみたいが、はしたない気もする。この人は熟女ヘルス同様のサービスを望んでいるのかしらと疑問を抱く。そういえば持ってきたよ。とラブホデートを決めた日に要求のあった1日中穿いたパンティを話題にする。そう出してみてと男はベッドで腕枕になって待っている。真琴は食品用袋に入れて包装紙で包んだパンティを男に渡す。男は包みを解いてパンティを取り出し裏返しにして、見ていてと言いながら、パンティの股間部分を鼻に押し当て臭いを嗅ぎ始める。凸が音を立てるように伸びてくるのが分かる。不思議なんだよね、Hな事を考えていないのに匂いを嗅いだだけでこうなるのだから。真琴が手を伸ばして凸を片手に掴んで愛おしく眺めていると男が耳元でHな話をして。と言ってくる。えっ何んて言えばいいの?凸欲しいって言って。真琴は顔が上気してくるのを感じる。欲しい。何を?どこに?答えてくれたらそうします。

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