「はーい! リオンのダンジョン配信、静岡編、ますます熱くいくよ! チーム『スターライト』、今日は日本平ダンジョン四階の探索だ! ミリアちゃんのブロンズ級昇格に向けて、植物系モンスターをガンガン倒すぜ! 視聴者のみんな、応援よろしくね!」
ドローンが日本平ダンジョン四階の緑豊かな空間を映し出す。
ヒカリゴケが淡く光る中、巨大なツタや色鮮やかな花が絡まる迷宮のようなフロア。
リオン、ミリア、マナミはアダマンタイトの軽鎧をまとい、マジック・バッグを肩に気合満点。
視聴者コメントがメガネ型端末に流れ込む。
『スターライト、四階キター!』
『リオンちゃん、鎧がキラキラ!』
『ミリアちゃん、ブロンズ級ガンバ!』
ミリアが最新型のミスリウム・ソードを手に、アンバーの瞳で周囲を警戒する。
「リオンさん、四階は兄が『戦略が試される』って言ってたフロア。植物系モンスターを倒して、ブロンズ級昇格の準備を固めたい!」
「うん、ミリアちゃん! 斎木さんの言葉、めっちゃ響くね。スターライトで四階を制覇しよう! マナミ、ポーションと火炎瓶、準備OK?」
「お兄ちゃん、ポーターのマジック・バッグ、フル装備! 素材もガッツリ集めるよ! 視聴者のみんな、ポーターの活躍見ててね!」
マナミがマジック・バッグを叩いていつものようにニヤリと笑う。
冒険者ギルド日本平支部が四階に設置した臨時テントで、山田マリコが任務書を電子データで渡してくる。
「スターライト、四階の探索任務ね。マンドラゴラやツタ・ビーストが出没してるよ。素材回収と安全確保、頼んだ! ミリアちゃん、ブロンズ級の評価に繋がるから、気合入れて!」
「マリコさん、了解! 視聴者のみんな、スターライト、四階の植物迷宮で大暴れ! ミリアちゃんのブロンズ級、応援してね!」
スターライトは四階の奥へ進む。
ツタが絡まる通路は視界を狭め、足元には毒花の胞子が漂う。
突然、地面が揺れ、マンドラゴラが姿を現す。
人間サイズの根型モンスターで、叫び声がマジック・バリアを削る音波攻撃だ。
「マンドラゴラ! 耳塞いで! ミリアちゃん、魔法剣で先制!」
僕がアダマンタイトの軽鎧で身を固め、純魔銀のショートソードを構える。
マンドラゴラの甲高い音波が響く中、ミリアがファイアボルトを剣に纏わせ、突進。
「ファイアボルト、炸裂! 兄の剣技、見せるよ!」
炎の剣がマンドラゴラの根を焼き、叫び声を止める。
マナミがマジック・バッグから火炎瓶を投げ、炎がモンスターを包む。
僕が剣技で根元を斬り、撃破。戦利品のマンドラゴラの根をマジック・バッグに詰める。
視聴者コメントが沸く。
『スターライト、連携やばい!』
『ミリアちゃんの魔法剣、最高!』
『リオンちゃん、鎧でガッチリ!』
通路を進むと、ツタ・ビーストが現れる。巨大なツタの集合体で、鞭のような触手が襲いかかる。僕が軽鎧で触手を弾き、ミリアがサンダーボルトを放つ。
「サンダーボルト、くらえ! ブロンズ級、絶対掴む!」
雷撃がツタを麻痺させ、僕が剣で触手を切り裂く。
マナミがポーションを投げ渡し、仲間を回復。
スターライトの連携でツタ・ビーストを全滅させ、戦利品の魔力繊維を回収。
「お兄ちゃん、ミリアちゃん、ポーターのポーション、ナイスでしょ! 素材もバッチリ!」
「マナミ、完璧! 視聴者のみんな、四階の植物モンスター、順調に討伐! 次もガンガンいくよ!」
視聴者数が二万八千人に達し、スパチャが殺到。
ツタの隙間で魔力結晶の欠片を発見し、マナミがハンマーで採取する。
「ポーターのハンマー、活躍!」
ドローンが結晶をアップで映す。僕がカメラに向かって叫ぶ。
「みんな、四階で魔力結晶ゲット! 斎木さんの信念、TS病の真相、スターライトが突き進むよ! 応援ありがとう!」
探索を終え、ギルドの臨時テントに戻る。マリコが戦利品をチェックし、笑顔で頷く。
「スターライト、四階の討伐、素晴らしい! ミリアちゃん、ブロンズ級昇格試験の評価、グンと上がったよ!」
ミリアがミスリウム・ソードを握り、微笑む。
「リオンさん、マナミちゃん、兄の魂がこのフロアにもあった。ブロンズ級、絶対に取ります!」
配信を締め、スターライトは次の挑戦に備える。
四階の緑が、彼らの絆と決意を包む。