殿下のそば付きになったアーデルハイトは、密やかな恋心に嘘を付きながら護衛の役目を果たそうとする。
そんな彼に、殿下はたびたび意味深な甘い言葉を投げかける……
洗練された殿下のセリフがとても素敵です。
魔性の男を指すものは、見目麗しい殿下なのか、それとも殿下を魅了し続けたアーデルハイトか。
幾度となく繰り返される口付けが意味するものとは。
彼らの運命を変えるものは……そして導き出される「エンド」。
描写が美しく、短編ならではの二人のキャラの心情描写が巧みで、その後の展開が気になってしまう。
ラストまで一気読み必須です!