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第7話 そして彼女は今日もカラスに襲われる

 遅刻10分前の通学路。

バサバサバサバサ!

「来ましたね! やんのですか!? やんので……きょ、今日は一段と数がおおいですね!? 1、2、3、4……」

 ガー! カーカーカー!!

 カーカー! 

「で、ですが数なんて関係ありません! わ、私には友達から親友にグレードアップした猫野さんがいるんです! やっちゃってください猫野さん!!」

 カーッカッカッカカァーー!

「あのカラスわ、笑ってる!? 猫野さんあいつなんて言ってるんですか!」

「他力本願とか情けなくないんですカァー!? って言っているわね.大丈夫情けなくなんてないわ。安心してそんな柊さんのことが私は大好きよ!!」

「私はそんな自分は大嫌いです!! かかってくるがいいですカラスさん!! 私は自分の力でぁああああいだだだだ! やめ、ちょ、いたいいたいいたまだ話の途中でひぃいいいん! ゆ、ゆるして! ゆるしてくだしゃいぃいたしゅけてぇええええ猫野さぁあああん!!」

「ああ、いい悲鳴だわぁ。最高よ柊さん……」

「たしゅけてぇええええ!!」

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