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第72話 わからせがいのあるクソガキです

「2300万かせいできたぁ〜?」


 宿に戻ってきて今日の成果を報告すると、ソフィアが心底胡散臭そうに顔を歪めてきた。


「なんだよ?信じないのか?」


「だってwそりゃww1日で稼げる金額じゃないわよwww」


 うちのクソガキがめちゃくちゃ鼻で笑ってきた。


「ライ様はすごい方ですよ」

「ライさんならやりかねません」


 リリィとステラは根拠もなく信じてくれる。


「2人はいい子だね」と言いながら、よしよししてあげる。


「ソフィアは悪い子だ」

 ニコリとソフィアを見つめる。


「なによ?ウソじゃないっていうなら見せてみなさいよ」


「ウソじゃなかったら、なんでもしてもらうけど?」


「はぁ?いいわよ?なんでもしてあげるわ」


「あ、でも今はエリクサー3本と1500万しかないや。残りの500万は2週間後に受け取るから」


「ははっwwはいはいwもうそれでいいから、見せて見せてw」


 やれやれと、ソフィアが小ばかにしながら呆れ顔で言う。


「なんでも言うこと、聞くんだよね?」


「はいはい、いいわよ」


 オレはアイテムボックスに手を突っ込み。


 エリクサー3本と金貨の袋15袋を

 ドドン!!

 と取り出した。


「うわぁー!すごい!大金持ちですね!」

 ステラの目が$になってる。


「ライ様はすごいお方ですから」

 リリィは胸を張っている、えっへんのポーズだ。


 ソフィアは目が点だ。


「ソフィアちゃん?」


「いやいや!どうせ石とか入ってるんでしょ!」

 言いながら、ソフィアが袋の中身をあらためだした。


 一袋目を開けたところ、どっさりと金貨が入っているのを確認し、あわてて残りの袋も開けていく。


「満足したかい?ソフィアちゃん?」


「………さすがライね!

 信じてたわ!わたしの夫は世界一ィィィ!」


「んふふ、ありがとう。で、なんでもするんだよね?」


「え?そんなこと言ったかしら?」


「2人とも聞いたよね?」


「はい、聞きました」

「言ってましたねー」


「ちょっと、2人はゆっくりご飯でも食べてきてもらってもいい?」


「はぁ……あまりやりすぎないでくださいね?」


 リリィに注意されるが約束はできない。


「あっ!わたしもご飯行ってきまーす!」


 逃げようとするソフィアの両肩を掴む。


「ソフィアちゃん?だめだよ?」


 パタン

 2人が退室した。


 オレはソフィアから離れて、

 リーン

 サイレントのベルを鳴らす。


「なにしてもらおっかな♪」


「……」


「そうだな〜。じゃあ、1人でしてるところ見せてよ!」


「は、はぁ!?イヤよ!!」


「なんでもいうこと聞くんでしょ?」


「うっ……」


 ニッコリ微笑む。絶対逃さないよ。


「イヤ!!」


「そっか、ならお仕置きにお尻ペンペンしようかな?」


「それもイヤよ!!」


「どっちか選ばせてあげるね?」


「……」


 ダッ!

 ソフィアが扉に向かって走り出す。


 オレは後ろから回り込んで抱きついた。


「はーなーせー!」


「ソフィアちゃんは悪い子だなぁ」


 オレはひょいっと片手でソフィアのお腹あたりを抱えて宙に浮かせた。

 そして、ペロッとスカートを捲る。今日も縞々だ。


「ちょっと!なにすんのよ!」


「ん?お仕置き」


 そしてオレは控えめにパンっとお尻を叩く。


「いたい!やめて!」


 パンッパンッ!と叩く。


「うー!」


 そしてサスサスさすってあげる。


「どうする?」


「や、やります……」


「いい子だね」


 オレはベッドにソフィアを下ろす。


「じゃ、足開いて」


「はい…」


 ソフィアにM字開脚させる。


「じゃはじめて?」


「はい……」


 そしてソフィアは自分を慰め出した。真っ赤な顔でそっぽを向いている。


「はじめてのときも、そうしてたね?」


「いやぁ…」

 とだけソフィアは答えた。

 恥ずかしいのだろう。


 最高の表情だ。


 オレはしばらく見守ったあと、自分も服を脱いだ。ソフィアの真似をする。


 その様子をソフィアもこっちを見て確認するようになった。


 お互いに見つめ合う。


 ソフィアの息があがってきたのを確認してから、オレは我慢の限界がきて、ソフィアにゆっくりと近づいた。


 ソフィアはそれ以上オレを拒むことはなかった。



 ソフィアを味わったあと、2人が帰ってきた


「ご飯、美味しかった?」


 オレはベッドの横に立ち、水を飲みながら2人に話しかける、全裸で。


「え?はい…」


 オレが裸なのを気にしているのだろう。


 そして、全裸男の隣のベッドで、ソフィアはぐったりと横たわっている、全裸で。


「そっか、どんな味だったのかな」


 いいながらリリィに近づいて深いキスをする。


「はむっ、んっ…」


 美味しい味がした。


「ステラも」


「はい、召し上がれ♪」

 手を広げてくれたので遠慮なく味わう、こっちも美味しい。


 オレは夕食も食べてないのに、2度目のデザートを食べることにした。



 ティナのオークションは4日後だ。


 資金の心配がなくなったオレは、その日を待ち望んで眠りについた、全裸で。

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