七瀬京
BL現代BL
2025年06月30日
公開日
1.1万字
完結済
都会のビルの谷間にある茶藝館「春台亭」。
いつ空いているかも解らない、不思議な店には、美しき店主が一人。
主人公は、子供の頃、ここへ迷い込んだ事がある気がしていた。
その時、見ては行けないものを、見てしまった気がしていたことだけが、ずっと心残りで……。
主人公を店内へと誘う店主。
気が付くと彼から目が離せなくなっていくなかで、店主は淡く微笑む。
「あなたが、私を……誘ったのでしょう……?」
囁くような、店主の甘い声音から主人公は逃れられなくなっていく……。