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小樽あやかし古民家カフェ~夢織る娘と紙折る父~
小樽あやかし古民家カフェ~夢織る娘と紙折る父~
フクロウ
現代ファンタジー都市ファンタジー
2025年07月06日
公開日
1万字
連載中
「ネオページ書き出しコンテスト応募作」 北海道の古都・小樽。歴史深いこの街で、海を一望できる古民家カフェがあった。 店主は、綴木操一(つづき・そういち)。7歳になる娘のヒナとともに、ひっそりとカフェを営んでいた。 雪の降るある日、店を訪れた女性は「この娘は、人ではなくあやかし──」と告げた。 娘を巡る静かな異変。娘を守る父。あやかしを封じようとする女。 交わらぬはずの想いが重なり、静かに物語は動き出す。 やがて明かされる、「紙」と「夢」にまつわる記憶とは──。 小樽を舞台に描く、親子とあやかしの優しい奇譚。

第1話 雪の香りと黒いコート

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