綺羅星昴
異世界ファンタジー冒険・バトル
2025年07月08日
公開日
10.2万字
連載中
『毎週火・木更新』
#ネオ書きコン3応募作品
新章『学園編』開始!
-『追放』。それは、ファンタジーの導入の一つでありざまぁ展開の王道パターンだ。…しかし、あくまでそれは第三者視点だから面白いのであって、当事者からしたらとても笑えたものではない。
例えば、無能と思っていた『主人公』を追放した冒険者パーティーや専門職ギルドは、目に見えて落ちぶれていく。そして、最後には追放した首謀者達は破滅するのだ。
ただ、この場合周りへの影響はほとんどないだろう。…だが、もしもそれが国家規模のざまぁだとしたら?
ましてやその原因が色恋沙汰であり、結果国が破滅したのなら?…追放劇を鵜呑みした者達以外にとっては、悪夢以外の何物でもないだろう。
-『聖獣の巫女』。この乙女ゲームは、まさに
そんなストーリーだ。
『主人公』である姫様は、ある日無実の罪を着せられて国を追放される。…しかし、お姫様を追放した事で国を守護する聖獣が姿を消してしまい、最後にはお姫様の国はスタンピードにより滅亡してしまうのだ。
当然、首謀者である姉や踊らされた者達もろとも。
これは、ざまぁ展開ありの乙女ゲー世界のモブ貴族に転生した主人公が、国の滅亡を防ぐ為に奮闘する物語である。
第零章『どうして俺がこんな目に?』
ざまぁな展開…からの?