4月中旬。
春山高校に向かう土手にはすでに開花宣言がされ、桜の花が咲いていた。
辺りを見回すと、どこも桜の花が咲いて満開になっていた。
「私は今日から3年間、この土手を通って春山高校に通うんだ」
周りには聞こえない声で呟いた美沙。
そして、美沙は春山高校に着いた。
「めちゃくちゃ大きいし、広い。私は今日からここに通うんだ」
嬉しさ反面、不安沢山の美沙はとりあえず校内に入る。
入ってすぐにクラス発表された紙が貼ってあった。
私は自分の名前を探した。
「杉本美沙…っと。あ、あった。1年B組」
美沙は校内に入り、上履きに履き替え、自分のクラスである1年B組へと向かった。
校内に入って約5分が過ぎた頃。
「あれ?私迷ってる?なかなか1年B組の教室が見当たらないなぁ」
実は美沙は方向音痴で、同じルートを2周していた。
「この校舎、ぐるぐるし過ぎ。迷っちゃった
」
美沙はその場で立ち尽くしていた。