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陰陽師、魔獣使いに転ず
陰陽師、魔獣使いに転ず
御歳 逢生
異世界ファンタジー冒険・バトル
2025年07月24日
公開日
2,642字
連載中
平安時代。 星を読み、式神を従え、都を襲う鬼を封じ続けた陰陽師 安倍晴明。 最後の大祓にて、彼は己の命と引き換えに赤眼の王を封じるも──。 目覚めた時、そこは見知らぬ異世界だった。 魔法も呪符も通じない世界。陰陽術が通用しない地にあって、晴明は魔獣調教師という職能に目をつける。 式神の代わりに魔獣と契約し、かつての術式を再構築する彼の姿は、やがて異世界の民に新たな陰陽師として映り始める。 なぜ、晴明はこの地に導かれたのか? 封じたはずの赤眼の王はどこへ消えたのか? 神霊の如き白狐とともに、再び穢れに立ち向かう陰陽師。 彼の祈りと知略、そして魔獣たちとの絆が、世界を再び照らす。 これは、伝説の陰陽師が異世界で新たな理を築く物語。

はしがき 白狐を従えし者、月下に消ゆ

第一節 星読みの陰陽師

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