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我、原子力にて航行中
我、原子力にて航行中
しろ
歴史・時代日本歴史
2025年07月26日
公開日
19.1万字
完結済
昭和十年。帝国海軍は、次なる“主力艦”を求めて水面下で動き出していた。 特設第十艦隊司令長官・桐谷洋輔は、海軍技術者・水谷義政との密会で、目に見えぬ火――原子炉の存在を知る。 重油に代わる推進力。それは、軍艦という構造体に思想を宿す試みだった。 忘れられた戦艦〈土佐〉とともに、未来の亡霊が海に蘇る。

1章土佐、再び

第1話 静謐なる導火線

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