―さらっとざっくり用語解説―
『ネコー』とは!
猫そっくりの見た目をしている二足歩行の魔法生物。魔法の力で人間の言葉を離すことも出来る。
人間よりも雑食。魔法の力で毒素を分解できるため、人間では食べることが出来ない毒性の強いものも平気。だが、調子に乗り過ぎて命を落とすネコーも少なくはない。
魔法の力で大体何とかしてしまえるため、割とどこにでも生息している。
羨ましくなるくらいに自由気まま。
来世はネコーになりたいと願う人間も多い。
『おとうふ』とは!
食に対する好奇心がとりわけ旺盛なこと。要するに食いしん坊。
発案者であるネコーは、ただの食いしん坊とは一線を画する探求心に満ちた食いしん坊のことであると主張している。
好奇心旺盛が好奇心豊富になり、最終的におとうふになったという経緯があるが、発案者であるネコーも覚えていない。
『不思議ハンター』とは!
とあるネコーが勝手にそう名乗っているだけで、そうした職業があるわけではない。
ネコーの感性で星界に転がっている数多の不思議を見つけ出し、時に紐解き、時に混迷させ、時に新たな不思議を生み出す。
不思議のひとり占めはよくないから、一つ不思議を紐解いたら新たな不思議をつくるのが一流の不思議ハンターの仕事ぶりである――――と、とあるネコーは言っている。
『青猫号』とは!
古代文魔法明の遺産。豪華客船張りの空飛ぶ魔法の巨大船。
発見したひとりのネコーと三人の人間が所有者となり、新たな遺産の発掘や魔獣退治などを請け負う組織を立ち上げ、世界各地を飛び回った。
しかし、ある時、動力切れによりとある浜辺に不時着し休眠状態に陥った。その後も、組織に活動は続けられ、青猫号はアジト兼住居として使用されている。
ちなみに、組織の名称も『青猫号』である。