エピローグ!ハッピーエンド
シャリーが卒業の日 ライト様が シャリーを 迎えに来た
「ライト様」
シャリーのお母さんが 膝をおる
「いいえ……お母様……そう呼ばせてください……」
勿体ない……
お母さんは 頭をたれた
「シャリーを 花嫁に下さるだけで幸せです」
ライト様は 手を差し伸べた
シャリーの お父さんは 木の影から覗いていた
「主人は……主人はお恥ずかしいからって」
「お父様……お顔を拝見させて下さい」
ライト様が 一礼する
お父さんは こそばゆそうに ひょっこりと 出てきた
「お父様シャリーを いただきありがとうこざいます!」
礼儀を重んじるライト様に お父さんは 涙をながす
「娘を……娘を よろしくお願いいたします!多少跳ねっ返りで……」
「それはもう」
やわらかく シャリーに流し目
シャリーは 赤くなったり青くなったり大変である
そっと ライト様は ベルカナへの 陣を 組み
式典参加者全員を 招待した
ハイツとミソノ
サイとテア
カイルとライラ あそして2人の間の赤ちゃん
ランドルと 校長 用務員さんにいたるまで それこそ学校中を 集める
カイルが ライラと 祝福を のべる
「おめでとう……本当に」
「結婚するなんて」
涙ぐんでいる……
「わーい」
エンドは まさしく
本家本元 リングガールである
そして お友達の サナと 肩を組んで歌った
結婚式は 蒼月の夜にと ライト様の提案
つまり今日である
シャリーは 着慣れないドレスに 四苦八苦
裾を踏んで転びかけた
ライト様が 蒼月差し込む神殿で待つ
シャリーは 裾を ちょいと摘むと 首をしゃんと伸ばした
そして丁重に歩く
エンドとサナがリングガール……
結婚指輪を 運んだ
シャリーが ライト様の 前へ辿り着くと
慣れないドレスで かんっと転びそうになる
それをライト様が 包んで支える
わっ………………
会場から祝福の 拍手が 放たれた
シャリーは 赤くなって ライト様を 見上げる
ライト様は そっと長いキスをした……
おほん!
リング交換!
大神官様に 咎められて
ライト様が 赤くなる……
アッハッハ会場に笑顔が満ちた
蒼月の光の祝福のもと ふたりは夫婦になったのである
さぁ……おいわいだぁ!
ランドルに 校長の 一言
「羽目を外さないようにね?」
ピシャリ きまった
シャリーとライト様が にこやかに笑う それを蒼月が 見下ろしていた
さーて 2人の愛は深まるばかり……応援してね!
エンドちゃんでした!
めでたし……めでたし……