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第9話 施設暮らし

『施設経験者では無いと、分かりにくいと思うけど、ヘタクソな文章で書いて、いきます。』5月10日の昼に警察にパクられて、南アフリカ偽造カードで関東一円のコンビニATMから一斉に出し子達が引き出した金額は17億円と言う事とだった。この件は否認黙秘して、覚醒剤使用は認めていた。接見禁止の生活を半年間近く過ごし平成30年1月に判決の公判があり結果は、実刑三年六月未決通算180日を貰い刑期は三年となった。納得して無かったので、控訴をして東京拘置所に移送待ちの状態だった。その間は接見禁止解除していたので手紙と面会ができた。2月中旬頃に組の仲間が面会に来て「発砲事件の件で警察が動いてるみたいだ,何人かパクられてるぞ、伊川組長の自宅にもガサ入れあったしな。伊川さんもそろそろパクられるぞ!」と教えてくれた。そろそろ俺の所にも警察が来るかな?その一週間後2月23日に偽名を使用してGPSをレンタルした件で詐欺罪で逮捕された。再逮捕された俺はまた警察署に移送となった。刑事の取り調べでは,「高村のレンタルしたGPSが発砲事件に使用されていたんだけどな?レンタル会社の防犯カメラにも高村が映っているぞ。」(そうだよ。俺がレンタルしたよ)「この発砲事件に使用される事を知っていたのか?」(そう知っていて借りたんだよ)と答えた。その10日後に,また再逮捕されて容疑は殺人未遂罪と銃刀法違反だった。この時にはオヤジもパクられていてオヤジの担当弁護士が俺に接見してきて、オヤジからの伝言を伝えに来た。内容は「高村、オレはこの件で何年実刑打たれようが関係ないからよ。」と伝えられた。俺はこの時に発砲事件の事は知りません。関係ありません。なんて逃げるような事はしたくなかったので、総てでは無いけどオヤジと関わっていた事を刑事に話して、俺が関わった事の罰は素直に従おうと考えていた。警察署の留置所暮らしを二ヶ月程過ぎた頃に一刑目の事件の控訴審の件で東京拘置所に移送になった。この件の判決は棄却で控訴審は終わり,その2週間後俺はアカオチと言って受刑者として生活することになり、その後地元の刑務所に移送されて殺人未遂銃刀法の件の裁判待ちの受刑者生活を送る事となった。この時は受刑者で接見禁止だったから、結構辛かった。手紙も面会も出来ずイライラも多かった。地元の刑務所は、冬は凄く寒くて、夏なんか独居房の中は風も入ってこなくて凄く暑くて、たまらなかった。逮捕,再逮捕,移送、移送と、たらい回しの日々だった。犯罪者とはこんなものだ。(笑)地元の刑務所には拘置所もありオヤジは、その拘置所で生活していた。それを知ったのは、俺の所に平成30年9月初旬頃に知らない弁護士が接見に来たのだ。その弁護士は諸星先生といいパンチパーマだった。その先生の話だと「初めまして諸星です。伊川さんの担当弁護士では無いのですが、接見禁止の間は外の人間との外部交通が出来ず不自由なので接見禁止解除になるまで私が月に三回だいたい10日に1回は、伊川さんの接見に行くことになりました。伊川さんから高村も受刑者で接見禁止なので不自由しているだろうからと心配してました。高村さんにも毎月三回接見に来ますので、頼み事あれば言って下さい」との事だった。(先生宜しくお願いします。助かりましたよ。外と全然連絡取れないしイライラしてましたよ)先生はニコっとしてから伊川さんから伝言ですと言った。「高村元気にしてるか?今回のお前の調書読んだぞ!何で罪を認めたんだ。お前の気持ちは、わかるよオレと共に下獄しようと考えたんだろ。変な所で侠気見せんじねえよ!お前の気持ちは嬉しいけどオレは今回の事件に誰一人巻き込みたくないんだよ。だから裁判では無罪を主張してくれわかったな!」という内容だった。「先生オヤジに伝えて下さい。(勝手な事をしてすいませんでした。俺は10年でも何年でもオヤジと共に下獄しようと考えてました。裁判では無罪主張します。)と先生オヤジに伝えて下さい」毎日毎日プラスチックのスプーンを袋に入れる作業を黙々とこなし生活してるだけだったので、諸星先生の接見が楽しみになった。二回目の諸星先生の接見の時オヤジからの伝言で「高村お前は悪くないから謝らなくていいよ。お前には感謝してる。お前が協力してくれなければ、実行出来なかった。ありがとうな。」このオヤジの言葉を訊いて俺は凄く嬉しかった。諸星先生が来てくれてからは、外部の仲間と伝言が出来て俺のストレスも軽減した。この頃、オヤジが読み終わった漫画本や小説がオヤジの姐さんを通して俺に差し入れしてくれて、その数は500冊を超えていた。刑務所の楽しみは、本と手紙やテレビだけど、この時の俺の楽しみは本と諸星先生の接見だった。この発砲事件の裁判は裁判員裁判で俺は初めての経験で裁判が始まるまでには時間がかかった。公判が始まる前に公判前整理手続きという裁判官と検察官と弁護士とオヤジと俺が出廷するものが三回あった。その時はエレベーターの中でオヤジと一緒になり言葉は交わせなかったけどお互いに目と目で挨拶を交わした。久し振りにオヤジと会えて嬉しかった。その後に諸星先生との接見の時オヤジからの伝言で「高村久し振りにお前の顔見れて嬉しかったぞ!オレは何年実刑打たれようが関係ないからよ。お前だけは無罪にしたいんだよ」オヤジの気持ちは嬉しかった。だけど、これだけの事件だから俺の無罪はないなと思った。(オヤジと久し振り会えて俺も嬉しかったです。色々と俺の心配してくれて、ありがとうございます!)と諸星先生に伝言を頼んだ。平成30年も年末この頃は(レモン)がよくラジオで流れてて、今でも、この曲を聴くとあの頃を思い出す。年も明けて令和元年六月裁判員裁判がやっと始まる。

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