■シェル
北海帝国の『建国の五柱』の一柱、ユングリング大公家の嫡子。
皇帝の侍童、皇太子の侍従として、10歳から11年を皇宮で過ごす。
皇宮を辞した後、隣国のミレニオ王国に留学していたが、妹の結婚のため帰国する。
22歳。
■エーヴェルト
北海帝国の若き新帝。
熾烈な後継者争いに勝ち皇太子の座を掴むと、父帝の侍童をしていたシェルを侍従として引き抜く。
即位後、数代ぶりに嫁取りの儀式『后狩り』を宣言する。
29歳。
■クリスティーナ
シェルが溺愛する同母妹で、ユングリング大公家唯一の姫。
『后狩り』の白羽の矢がユングリング大公家の門柱に立てられたことで、新帝が望む皇后として渦中の人となる。
18歳。
■ハルディス
『建国の五柱』の一柱、リンネ大公家に嫁したエーヴェルトの異母姉。
先帝の長子であり、終身の名誉称号『第一皇女』を有する。
結婚後も本領地である大公国には殆ど赴かず、帝都の大公邸に暮らしている。
32歳。
■ウルリカ
『建国の五柱』の一柱、サンドベリ大公家の公女。
後宮警護を司る女衛軍の将軍を務める。
感情の起伏を見せない『氷の花』と揶揄される女騎士で、エーヴェルト、ハルディスの幼馴染。
30歳。
■イリス
ユングリング大公。
ミレニオ王国の王女を妻に娶り、シェルとクリスティーナをもうけるが、妻を早くに事故で喪う。
クリスティーナを溺愛する一方で、シェルには幼少の頃から冷酷な態度で接する。
■リベルト
ミレニオ王国の貴族、アルファーノ公爵。
ミレニオ王家とは縁戚にあたり、シェルの教育係の一人。
駐北海帝国大使で、母を喪い父に疎まれるシェルの親代わりのように接する。
■ルカ
ミレニオ王国の貴族、クレバルディ伯爵。
リベルトの息子で、シェルの幼馴染。
■ルチア
ミレニオ王国の王女で、ユングリング大公妃。
シェルとクリスティーナの母。
光り輝くミレニオ王国の至宝と謳われ、開明的な言動で北海帝国の宮廷にも強い影響力を持ったが、シェルが8歳の時に落馬事故で落命する。
◼️ビアンカ
先帝の後宮の妃で、エーヴェルトの母。
エーヴェルトが皇太子となる前に、その弟妹とともに毒殺される。