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第3話 交錯 「春花」

好きな人が姉とキスをしていた。姉の私を見てニヤニヤした顔が時間がたってもずっと頭から離れない。姉は私が空を好きな事を知ってるはずなのに‥‥‥姉は陸兄が好きだと思ってた。いつの間にか空だったんだね。よかったね空。月日が流れて私は高校2年生になった。相変わらず陸兄の過保護が度を過ぎて毎日、送り迎えをしてくれる。そのついでに勉強を教えてもらったりお茶をしながらお話をして楽しい時間を過ごしている。陸兄がいなかったら引きこもりなってたかも、立ち直れなくて‥‥‥‥。いつまでも陸兄に頼ってはいられない。ソロソロ1人立ちしないといけないっと思うとあの光景が頭に浮かび涙ぐむ。「春花?大丈夫だよ。」っと優しく頭を撫ぜる陸兄をみあげる。廊下から美夏が見てる事を陸は確認して春花を自分の胸に抱き寄せる。

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