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第16話 急襲

そうして、私たちは帰り道にある適当なレストランで食事をして帰った。


いや、帰ろうとしていた。


しかし、駐車場に出ると…


「夜宵、俺から離れるなよ。」


暁さんが私にそう囁いた。


え…?











その時!


鉄の棒やドスを持った、5人の男が私と暁さんを囲んだ。


「どこの組のもんだ?

俺が暁と知っての無礼か?」


「死んでもらう。


やれ!」


5人は一切に暁さんに殴りかかる。


しかし、暁さんは殴りかかる男の腕を取り、背負い投げしたり、2人を同時に蹴飛ばしたりと、全然負けていない。


しかし、その時!


私に鉄棒が振り下ろされた。


「キャァァァーーーーー!!!」


私は目を瞑る。


しかし、鉄の棒は下りて来ない。


そっと目を開けると、暁さんが鉄の棒を左肩に浴びて、私を庇っていた。


「何やっとんじゃ、おんどりゃぁ!!!」


暁さんは手刀で鉄棒を叩き落とすと、その男の腕を掴んで、ゴキリと折った。


男の悲鳴がこだまする…


私は怖くて怖くて、その場にへたり込んだ。


全員が倒れ、気を失う中、暁さんは私に駆け寄った。


「夜宵、大丈夫か?」


「あ、あ、暁さんが、怪我…」


「かすり傷だ。

問題ない。」


私は暁さんに抱き起こされて、車に乗った。


暁さんは、右手だけで運転すると、Bluetoothで誰かに連絡を取った。


『どうしました?』


「5人の男が◯××レストランに転がっている。

どこの回し者か吐かせてくれ。」


『わかりました。

すぐに向かいます。』


この声は、銀髪のあの人だ…


Bluetoothはすぐに切られ、暁さんは相変わらず左手をだらりと下げて運転していた。





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