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第15話 髪型

「も、も、もう、帰るんでしょ?」


私は多少ヨロけながら尋ねた。


「んー…

髪型が野暮ったいんだよな。」


「髪ぃ…?」


げんなりする私。


「美容室でなんて言って切ってもらってんの?」


「は?

美容室なんて行った事ないわ。


ほら、私髪長いから、こうやって後ろの髪持ってきて、前でハサミで切ったら…」


「はぁぁぁ!?

ばぁぁぁか!!!


お前今時そんな事やってる女子高生居ないぞ!?」


暁さんは何故か怒っている。


「何よ!?

こんなに長かったら、分からないわよ、自分で切ったって!」


「そこの美容室入るぞ。

長さはそのままでレイヤー入れてもらう。」


私は暁さんに引きずられて行く。


暁さんは、私を美容室の席まで座らせると、美容師に何かを伝えて、また、美容師3人がかりのメイクとカットが始まった。














メイクとカット、全てが終わり、黒のワンピースに着替えた私はまるで別人の様だった。


黒髪はいつも以上に艶めき、メイクで、僅かにピンクの入った瞳と唇は輝きを増している。


「あぁ、上等だ…」


暁さんは満足そうに頷き、私は慣れない黒のミュールを履いて美容室を出た。


どうも、バランスが上手く取れない。


そんな私を見て、暁さんが腕を差し出した。


「あ、あ、ありがとう…」


変なの…


まるで私がお姫様のようだ…


彼は私を車に乗せると、運転席に引き寄せ、熱い熱いキスをした。


「んふぅ…


やめ…て…」


「これぐらいの礼は払うべきだろ?


口を開けて、俺を受け入れろ。」


「あ…ん…」


くちゅくちゅと卑猥な音がして、私は唇を開き、暁さんの熱い舌を受け入れた。











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