秋葉原に着くと、本屋やフィギュアショップ、ゲームショップ、メイド喫茶などが立ち並び、オタクばかりとすれ違った。
「Why〜?
なぜ、チェックシャツを着てるんですかぁ?」
ユウシャンさんは、チェックシャツを着たオタクを捕まえてそう尋ねた。
「ユ、ユウシャンさん!
失礼でしょ!
すいません!」
私は重たいユウシャンさんを引きずって行く。
「おふぅ!
コスプレーヤー、デスネっ!!!」
ユウシャンさんが興奮して見ているのは、エロ水着で身体を露わにしたピカチュウのコスプレーヤーだ。
暁さんも、立ち止まって携帯で写真を撮っている。
ふ、ふ、ふんだ!
な、なによ!
ちょっと胸は大きいかもしれないけど!
「もう、いやらしいんだから、2人とも!
それだったら、オタクも写真に撮りなさいよ!」
私は言う。
「おっ、ユウシャン、キューティーハニーのコスプレーヤーが来たぞ!
おー!
胸でけぇ!」
暁さんも、ユウシャンさんも、私など眼中に無いようだ。
ユウシャンさんなど、動画を撮っている。
「も、も、もう!
置いて行くわよ!!!」
「そう、怒るなよ。」
暁さんが言う。
「ほんっとエロいんだから!」
「まぁな。
サンキュー。」
「褒めてないっっっ!!!」
ユウシャンさんと暁さんは笑っている。
ユウシャンさんは、ガチャを50回も回して、台湾へのお土産だと言って袋に入れた。
漫画も買い、フィギュアも買い、ゲームソフトを買い、満足したユウシャンさんを連れて、私と暁さんはヘトヘトになって帰った。
そうして、ユウシャンさんが日本から帰国する期限が近づいていた。