「あ、あの時の先生…すみません」
「これであの薬はおしまいね。その代わりに半年に一回点滴うちに来てね」
点滴、やっぱ私は…
「えーっと、手術をさせてもらったのですが。安静にしておかないといけなくて2ヶ月入院なのですが、学校とかどうしますか?でも常に点滴入れとかないとダメなんですよね」
「オンラインでします。部屋はある程度大人数の部屋がいいです!」
「了解です。明日の朝に移動しましょうか。お大事なさってください」
「ありがとうございます」
「しずく!今は強く言えないけど家帰ったら説教だからね!」
「はい…」
「自分の体なんだから大事にしてよね。じゃあね」
やっぱりお姉ちゃんは怖くて、荒くて、ぶっきらぼうだけど根は優しい。やっぱりいいお姉ちゃんだな…
ー朝ー
「失礼しまーす。その後調子はいかがですか?もしよければ移動しようと思うのですが」
「だいぶ元気です。移動したいです!」
「ではベットから立ち上がれますか?」
「たぶん行けると…よいしょっ」
「では私についてきてください」
トコトコ
ー221号室ー
「こちらの部屋の右奥となります。当病院では患者のプライバシー保護のため、すべてカーテンで覆っております」
「わかりました」
ふぅー、落ち着いて。みんないい人のはず。私は大丈夫。最強だし。それに1人じゃない。こんくんもレイク様も付いてる。
よしっ行くしかないな。
コンコンコン
「失礼します。17歳高校三年生の雪野海雫といいます。約二ヶ月間よろしくお願いします。少しでも皆さんと仲良くなれたらと思っています。しずくって呼んでください!」
「よろしくね!私は高2の17歳!あと1週間だけどよろしくね!」
「僕は君と同じ高3です。よろしく。僕もあと2週間なので」
「俺の隣のエリアだー!俺もちょっと前に入ったばかりなのー!高3の限界受験生でやばい(笑)なーくんって呼んで~!」
「皆さんよろしくお願いします!」
シャーッ
テケテケ
ふぅ~、ちょっと初日だし頑張っちゃうか。数Ⅲやっちゃうか
カキ かき ケシ けし
「し~ずくさんっ!」
「わっ!」
「あぁー、ごめんね。びっくりさせたかったわけじゃなかったんだけど…」
「いえいえ!大丈夫ですよ!」
「でね!勉強がやばいの!」
「そーですよね…どこの大学目指してるとかあります?」
「
「私も同じです!ちなみにどこ受けますか?」
「メディア科か理工学研究科かなって今は思ってる」
「私、理工学研究科にしようと思ってるんですよ!なぜメディア科なんですか?」
「今、ある事務所に属してるんだけどさ…もっと活躍できるようになりたくて」
「いい夢ですね!」
「勉強邪魔してごめんね、お互い頑張ろうね!」
「はいっ!」
邪魔してごめんって言われちゃった…けどそろそろやめようと思ってたからちょうどいい。ニュース見よっ
ポチッ