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俺と葛城と白いケモノ~パイロット版~
俺と葛城と白いケモノ~パイロット版~
46(shiro)
現代ファンタジー異能バトル
2025年09月28日
公開日
3,759字
完結済
 俺と葛城が出会ったのは中2の時。  転校生の俺は、学校中の者が一目置いてる様子の葛城の存在が不思議だった。  俺にはなんだかそれがイジメに見えて、同じことをするよう強要されてる気がして、気にくわなかった。  元来天邪鬼な俺はむしろ積極的に葛城と友達になるよう動いて、見事親友の座を獲得したのだった。  葛城が犬神憑きの家の者だと知ったのは、そのあとのこと。  当主の息子の葛城は霊感少年で、見えないものを視る力を持っていた。そして不思議な術も使えることで、葛城は一躍俺達のヒーローになった。  俺達は葛城と一緒にいろんな訳ありの場所へ行くようになった。葛城がいるならきっと大丈夫と、高をくくっていたのだ。  あの時までは。  俺達は引き際を見誤った。図に乗っていた。葛城は止めようとしてくれていたのに……。  その結果、俺達は考えられる限り最悪の結末を迎えることになったのだ。 ※こちらは「第25回書き出し祭り」に投稿した作品となります。 ※続きは未定です。

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