麦狼
恋愛スクールラブ
2026年01月09日
公開日
5,339字
連載中
『星羅の心、計算式を超えて』
神楽星羅――事故で体は無傷ながら、脳に致命的なダメージを受け、完全な植物状態に陥った少女。
孫を愛する神宮寺隆之介は、大企業会長として全財産を投じ、世界最高の医療スタッフとAI技術者を集め、ありえない計画を実行する。
それは、星羅の脳を人工知能として再構築し、体を再び動かすという前代未聞の挑戦だった。
隆之介は、ほとんど全財産を使い切った後、唯一残した資金を未来の後見人に託すため、小切手に換える――
その相手はまだ会ったことのない普通の少年・青年。
星羅の未来は、彼の手に委ねられることになる。
復活した星羅の頭脳はAIそのもの。
だが体は完全に普通の少女であり、運動、表情、日常生活のすべてがぎこちない。
熱い・冷たい、痛みや生理、食事の感覚まで、すべてを一から教えなければならない。
未来の後見人――のちに神宮寺悠人となる青年――は、星羅の「頭はスーパーコンピューター、体は普通の少女」という奇妙なギャップに翻弄される。
学園生活では、完璧な成績と美貌ゆえに注目を浴びる星羅だが、日常生活でのちぐはぐな行動や予期せぬトラブルが次々と起こる。
唯一の理解者であり、星羅の女性としてのサポートを担う保健医・あやこは、白衣に丸メガネ、時折タバコをふかす異色の人物。
生理用品や下着の扱い、生活全般の指導を担い、二人の秘密を守り抜く。
果たしてAIとしての頭脳を持つ星羅は、心から人を愛することができるのか。
計算式で作られた「感情」は本物の恋に変わるのか――。