世界線アービトラージ 〜ブラック企業を辞めた俺が、現代の経済知識で異世界を支配するまで〜【完結まで執筆済】
高山 虎
異世界ファンタジー内政・領地経営
2026年02月09日
公開日
4.9万字
連載中
【暴力も魔法もいらない。必要なのは、情報の非対称性を突く「裁定取引」だけだ。】
「この世界には、正しい価値(プライス)がついていない」
ブラック企業を鬱病で退職した九条智(サトシ)に残ったものは血と涙の結晶、一千五百万円。
彼が不思議な本を手に異世界へ渡ったとき、最初に感じたのは「違和感」だった。
「この世界、為替レートがあるのか」
情報の非対称性、未発達な物流。
「アービトラージ(裁定取引)が成立する。……これなら、半年あればこの街を買い取れるな」
彼は剣を振るわない。魔法も使わない。
現代社会で培った交渉術と、資本主義の論理。
サトシが歩く後に既存の価値は崩され、王国の経済圏は再定義される。
それは、病んだ男が自らの居場所を作るための、最も静かなる「侵略」。
――さあ、商売(ビジネス)を始めよう。
世界の、正しい値段を決めるために。
※この小説は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています
プロローグ 世界線アービトラージ:初期資本は1500万円