銀眼の魔女と残念勇者 〜銀眼の魔女は勇者召喚に成功しましたが、残念ながら、神の祝福を受けていない勇者でした〜
アマダス
異世界ファンタジー冒険・バトル
2026年05月27日
公開日
2,913字
連載中
───本物か、偽物か。
それを決める権利は、誰にある。
僕は、勇者なんかじゃない。
魔法のことも、世界のことも、よく分からない。
───とても、残念なお話になりますが祝福を受けていない勇者だと、リシアは理解しております
***
目を覚ましたのは、静かな森だった。
そこは「静謐の森」と呼ばれる場所。
そして、その森には一人の魔女が住んでいた。
銀眼、銀髪の魔女――リシア。
彼女はずっと待っていた。
この世界に召喚されるはずの“勇者”を。
こうして転生召喚された青年ユウと、魔女リシアの旅が始まる。
だが、旅の始まりからリシアは奇妙な違和感を覚えていた。
行く先々で起こる異変。
本来あるはずの「世界の自浄作用」が働いていない。
勇者の冒険は、最初から予定外の困難に満ちていた。
そしてリシアは気づく。
勇者を守護し、導くはずの原初の神――
始まりの女神の加護が、ユウには存在しない。
勇者なのに、神に守られていない。
世界の各地で起きている異変と、この矛盾の真相を探るため。
神に見放された勇者と魔女は、仲間たちと共に旅へ出る。
それが――
この世界の仕組みを揺るがす旅になるとも知らずに。