公爵家のぐうたら四男、武芸ゼロですが準備だけで三千人の軍が勝ち続けます
空木 輝斗
異世界ファンタジー戦記
2026年06月24日
公開日
1,981字
連載中
【武芸の才能なし。馬に乗れば酔う。魔法は1日3発が限界】
異世界の公爵家四男に転生したクレス・リューグランは、英雄である兄たちを眺めながら「よし、俺はぐうたら貴族として楽に生きよう」と決意する。
――だが現実は甘くなかった。
突然命じられたのは、真冬の魔獣地帯へ向かう三千人の討伐軍・総指揮官。
武力に自信のないクレスは、とにかく生き残るため必死に「準備」を始める。
防寒具を配り、食料を一年分備蓄し、暖房魔道具を大量導入。
情報を集め、万が一に備える。
ただ、寒いのが嫌で、腹が減るのが嫌で、死ぬのが嫌だっただけ。
それなのに、周囲の猛者たちは勝手に震え上がった。
「そこまで先を見通していたとは!」
「総指揮官殿の慧眼、恐るべし!」
本人は戦えない。
やりたいのは昼寝だけ。
それでも準備だけは誰より徹底する男のもとで、三千人の軍はなぜか勝ち続けていく。
これは、武芸ゼロのぐうたら四男が、負けないための準備だけで英雄扱いされてしまう勘違い軍記ファンタジー。