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手を繋ぐことができなくなっても —アイドルになった君を、それでも僕は好きでいる—
手を繋ぐことができなくなっても —アイドルになった君を、それでも僕は好きでいる—
早谷 蒼葉
恋愛現代恋愛
2026年07月23日
公開日
6,293字
連載中
 恋人がアイドルに——だからこそ、一番遠い。 「僕はもう、彼女と手を繋げない——」  中学入学直後、桐谷直哉は一人の女の子と出会った。  結城沙友里。笑うと少しだけ目を細める、その笑顔に直哉は恋をした。  手を繋いで歩いた放課後。  花火の下で交わしたキス。  六人で過ごした夏の海。  触れることが当たり前だった、あの頃——。  やがて沙友里はアイドルの道へ踏み出す。  スポットライトの中で輝く彼女に、直哉はもう触れられない。隣に立てない。名前も呼べない。  恋人なのに——だからこそ、一番遠い。  触れられなくなっても、それでも僕は彼女を見ている。  輝きの中で笑う君を、ただの観客として——    アイドルになった彼女と、僕の物語。

序幕 輝きの中で

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